筋トレをしていても、筋肉は平気で萎縮する
筋トレをすると全身ムキムキになると思っていませんか？
筋肉が萎縮する条件
- 筋肉の不使用：対象筋に十分な刺激が入っていない
- エネルギー不足：日常的な栄養摂取量が少ない
直近の研究結果では、筋トレ中であっても、十分に刺激が入っていない筋肉はどんどん萎縮をしていくということが示されました。1
この研究では、上腕や大腿を対象にしたさまざまなトレーニングを10週間行った結果、刺激の入っている筋肉は肥大をしたものの、十分な刺激が入っていない筋肉は萎縮をしたということが分かりました。
さらに、筋肉の萎縮の程度というのは、日常的なエネルギー摂取量が少ない人で特に大きかったと分かっています。
筋肉に十分な刺激が入っていない、十分なエネルギー摂取ができていないと、筋肉は平気で萎縮をしていきます。
全身の筋量を増やすためには、トレーニングだけでなく、しっかりご飯を食べましょう！
例えば女性がボディメイクをしていく上で、太ももが張り過ぎてしまった場合などは、この研究結果を利用するといいでしょう。
太くなり過ぎた箇所を不使用にし、エネルギー摂取量を落とせば、自然と筋肉が萎縮してくれます。
- Van Vossel K, Hardeel J, Van der Stede T, Cools T, Vandecauter J, Vanhaecke L, Boone J, Blemker SS, Lievens E, Derave W. Evidence for Simultaneous Muscle Atrophy and Hypertrophy in Response to Resistance Training in Humans. Med Sci Sports Exerc. 2024 May 1. doi: 10.1249/MSS.0000000000003475. Epub ahead of print. PMID: 38687626. ↩︎
