筋肥大効果を高めるトレーニング姿勢 -筋の長さがKey-


皆さん、筋トレするときの体勢、どれくらい気を使っていますか?
科学的には、筋肉が大きく伸ばされる姿勢でトレーニングすると、筋肥大の効果が高まると報告されています。
例えば、もも裏にあるハムストリングスを鍛える際、レッグカールという種目があります。
レッグカールには、うつ伏せで行うプローンレッグカールと、座位での行うシーテッドレッグカールがあります。
レッグカール中のハムストリングスは、うつ伏せよりも座位でより大きく伸ばされると言われています。
近年の研究結果です。1
・うつ伏せおよび座位でのレッグカールを週2日、12週間行う
・ハムストリングスは座位でのレッグカールでより大きく肥大した

なので、筋が伸ばされるような姿勢や可動域でトレーニングすることは、筋肉を大きくするうえでとても重要です。
同じ部位が鍛えられるならと、なんとなくでトレーニング種目を選んでしまうことがあります。
せっかくですから、効果を高めるためにも“筋肉の伸張感”を大切にトレーニングしてみてください!
- Maeo S, Huang M, Wu Y, Sakurai H, Kusagawa Y, Sugiyama T, Kanehisa H, Isaka T. Greater Hamstrings Muscle Hypertrophy but Similar Damage Protection after Training at Long versus Short Muscle Lengths. Med Sci Sports Exerc. 2021 Apr 1;53(4):825-837. doi: 10.1249/MSS.0000000000002523. PMID: 33009197; PMCID: PMC7969179. ↩︎