ダイエットと人工甘味料

少量で強い甘みを引き出せる人工甘味料は、ダイエット系の食品によく採用されています。
何となく健康に良くないだとか、発がん性がありそうだとか、添加物に対してのマイナスイメージがあるかもしれません。
しかし今のところ発がん性については因果関係が出てきておらず、健康への影響もハッキリとしていません。
今回はそうした健康の側面ではなく、ダイエットについての内容です。
人工甘味料の恩恵
ほぼ栄養価がなく甘みを出せる人工甘味料は、多くのダイエット系食品に使用されています。
ゼロカロリー飲料ももちろんですが、プロテインも多くがそうした人工甘味料で味付けがされています。
プロテインやアミノ酸というのは、元々の状態では非常に味が悪くて飲みにくく、マスキングを強めにする必要があります。
近年のプロテインは本当に美味しく飲みやすくなりました。
味も豊富なので、好みのものを選べるのは利点でしょう。
ダイエットと人工甘味料
強い空腹感を伴うようなダイエットの際に人工甘味料を摂取すると、かえって食欲が増進されてしまうことがあります。
人体は口に甘いものが入ったら、糖質が来たと認識して、体内は吸収の準備に取り掛かります。
体は受け入れ態勢になっていますが、しかしゼロカロリー、待てども待てども栄養は来ないのです。
この状況では体は栄養を欲しているので、食欲を誤魔化すために摂取したはずなのに、むしろ食欲が増進してしまうという現象が起こります。
減量末期に摂るプロテインなどでも起こることなので、もしこうした反応があるのであれば、食品からのタンパク質摂取に切り替えるか、美味しくない無添加のプレーンプロテインに変更するかで対応すると良いでしょう。