精神力は必要

どうせやるなら効率良くと、我々も多くの情報を扱っています。
どんなことでもそうですが、絶対的な努力量は必要ですし、それなりに結果を出したいのであれば根性はいります。
科学的根拠や手法は、最大効率化を目指すことを目的として利用されますが、それは決して楽をして結果を出す方法ではありません。
どれだけロジカルに効率化を図ろうが、キツいものはキツいのです。
そして机上の空論が体を成す通り、理屈はいくら積み上げても、実行しないのであれば意味がない。
“Theorie ohne Praxis ist leer,
Praxis ohne Theorie ist blind.“
実践なき理論は空虚であり
理論なき実践は盲目である
無茶苦茶に見えても現実に体現してしまえば、理屈のほうが引っ込みます。1
とはいえ一般人が超人の真似をしても、上手くいく確率が低いこともまた事実です。
最大公約数的な研究結果を参考にしながらも、自分に適した方法を模索し、最大努力で継続することが大切です。
精神が肉体を凌駕することが稀にあります。
科学的知見とは、あくまで帰納法的に現段階で分かっている知識の集積に過ぎません。
AIはまだそこまで辿り着いていませんが、知識を集積することと最適解を導くことは今後AIが担う仕事となるでしょう。
新たな発見や、最適解を超えた個々人にとっての最善、精神力が関与するところでは、それでもなお人力が必要となります。
例えばAIからアウトプットされた最適なメニューがあったとしても、それを実行できるのかは別の話でしょう。
結局は人の為すことです。
- かつての石井直方先生や合戸孝二さんのように……。 ↩︎