オーバートレーニングさせてしまった話

オーバートレーニングさせてしまった話
トレーナー

かつて私の指導で、オーバートレーニングを起こしかけてしまった話です。

中級者相当の方を対象に、週3回パーソナル指導をしていました。

とにかくヒップアップしたいとのことで、メニューを少し変えながら週2回は脚・お尻系のメニューでルーティンを回していました。

ご本人にかなりやる気があり、自身もそれに応えたかったこともあり、毎度トレーニングでは追い込んでいました。

オーバートレーニングさせてしまった話

ところが1ヶ月経たないくらいの頃、クライアントの体重が激減していました。

ご本人はダイエットもしたかったので、減量が進んだと喜んでいたのですが、落ち方がどうにも怪しく。

聞いてみると食欲が無くなったとのことで、でも食べなくても平気だからいいや、体重も落ちるし一石二鳥だな、くらいに思われていたようです。

その他睡眠やパフォーマンスの状態からも、オーバートレーニングのマーカーが出ていました。

オーバートレーニングさせてしまった話

食欲低下をご自覚されて1週間程度後のことだったので、状況としては非機能的オーバーリーチング(NFOR)の段階だったのではないかと思います。

ご本人はある意味状況に満足されており、このまま継続したいとの意思でしたが、最低2週間はオフにするよう強要しました。

停滞していたダイエットが急速に進んで喜んでいましたので、ご本人からは少し抵抗されましたが、オーバートレーニングについてご説明して取り敢えずご納得いただきました。


この件は本当に危ないラインだったと猛省した事例でした。

筋トレでオーバートレーニングが発生することは多くありませんが、追い込めるトレーニーとトレーナーが組み合わさって、高頻度で負荷をかけ続けると、こうしたことはやはり起こります。

どうかこの件も参考に、トレーニングされる方も指導者も、プログラムを進めていく際には疲労管理や回復を軽視しないようお気をつけください。


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