フィットネス-疲労曲線

ピーキングなどでよくフィットネス-疲労曲線という考えが紹介されます。
顕在化するパフォーマンスは疲労によって変わることがよく説明されています。
ここでいうフィットネスとは、体力レベルなどと考えてください。
フィットネス-疲労曲線
顕在化するパフォーマンス = フィットネス – 疲労

トレーニング後はフィットネス(体力レベル)は向上していますが、疲労も高いため、顕在化するパフォーマンスは低くなります。
疲労が抜けるのには時間がかかりますが、その間にもフィットネスは少しずつ低下していきます。
疲労が抜けきった後、以前よりフィットネスは少しだけ伸びているので、パフォーマンスも僅かに上がります。

トレーニングレベルが上がってくると、疲労の抜けとフィットネスの向上にあまり差が出なくなり、次回のパフォーマンスも大きく変わらなくなっていきます。
これを上手にコントロールしていくことで、パフォーマンスピークを作り出すのがピーキングです。
筋肥大に於いて
筋肥大のトレーニングをしている場合にはあまり関係ないように感じるかもしれません。
しかし筋肥大のトレーニングを連日行うことで、体には疲労を溜め込んでおり、思い切ってオフを取るとパフォーマンスが向上するということも珍しくありません。
トレーニングではよく重量や回数、セット数を変数としてプログラムを考えていきますが、疲労もまた重要な要素であるということを忘れずに、適度なオフも取りながら頑張りましょう。