パフォーマンスのゴールデンタイムは17:12

パフォーマンスのゴールデンタイムは17:12

トレーニングをどの時間帯にするべきかは、結論ライフスタイルによります。

それ自体はトレーニング効果に大きく影響を与えませんので、運用のしやすさを優先して考えるべきです。1

その上であえて、身体活動のパフォーマンスピークはどの時間帯になるのか?という問いに答えます。

ベストパフォーマンスは夕方に出る

スポーツの種類を問わず、ベストパフォーマンスが発揮されるのは夕方であるとされています。2

夕方は朝に比べて、深部まで筋肉や組織がアクティベートされています。

ライフスタイルによって起床時間は異なるでしょうが、夜間労働の方でも起床後10時間程度を目安に考えてみてください。

そのあたりの時間帯が身体活動のベストパフォーマンスが発揮されるタイミングになります。

ゴールデンタイムは17:12

オリンピックアスリートを調査した研究もあります。3

この研究では、午前8時と比較して0.32%のパフォーマンス向上が見られています。

一般人としては大した差ではないのですが、五輪選手などで世界記録やナショナルレコードに挑む場合、これは重要な要素となるでしょう。

実用性はない

しかしこれ自体は、分かったところであまり実用性はありません。

先に述べた通り、トレーニング効果については大きく影響を与えません。

また記録への挑戦という意味では重要なのですが、いかなる大会であれ競技の時間帯は開催者側が決めるものなので、その時間帯に当たればラッキーくらいなものです。

このように実益はほとんどないのですが、気持ちよく練習やトレーニングに取り組みたい場合には、やはりハイパフォーマンスの時間帯を狙うことも有効になるでしょう。

個人のBIG3MAX測定やタイムトライアルの際には、あえてこの時間を狙ってみるのも一興でしょう。


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  1. Grgic J, Lazinica B, Garofolini A, Schoenfeld BJ, Saner NJ, Mikulic P. The effects of time of day-specific resistance training on adaptations in skeletal muscle hypertrophy and muscle strength: A systematic review and meta-analysis. Chronobiol Int. 2019 Apr;36(4):449-460. doi: 10.1080/07420528.2019.1567524. Epub 2019 Jan 31. PMID: 30704301.  ↩︎
  2. Conroy RT & O’Brien M 1974, Amett MG J Strength Cond Res 2022, Atkinson G et al. Sports Med 2007, Kline CE et al. J Appl. Physiol. 2007 ↩︎
  3. Lok Ret al. Sci Rep. 2020 ↩︎

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